日本の野生植物・木本2冊・シダ・定価合計55500円・草本全3巻の姉妹編/日本の野生植物・草本2冊・単子葉類・合弁花類・定価合計25000円 最高

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日本の野生植物・木本2冊・シダ・定価合計55500円・草本全3巻の姉妹編/日本の野生植物・草本2冊・単子葉類・合弁花類・定価合計25000円

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日本の野生植物・木本2冊・シダ・定価合計55500円・草本全3巻の姉妹編/日本の野生植物・草本2冊・単子葉類・合弁花類・定価合計25000円・野の草と木

植物関係の本6冊でまとめてみました。日本の野生植物1・木本は外箱欠、カバー破れ、カバーにテープ補修。日本の野生植物・草本は2巻が欠。3巻の外箱にテープ補修。 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

本書は,『日本の野生植物 草本』(全3巻)の姉妹編である。同書は1982年3月に 完結したが, 幸い大方の読者の好評を受けて版を重ねることができた。しかし,日本 に野生する種子植物を対象とするカラー植物誌をめざした以上,『草本』だけでは片手 落ちの感があるので,『木本』もという思いはその当時から強かった。

もともと草本(草)と木本(木, 樹木)の区別は植物学的に本質的なものではない。 多年生で、茎の維管束内にある形成層の活動によって二次肥大生長を行ない, 木部組 織の発達をするものを木本という。厳密にいえば, コケモモやガンコウランのような 高さ数cmにすぎないものでも木であり,形成層による二次生長を行なわないタケ類や ヤシ類のようなものは木ではないのである。『日本の野生植物』では常識的にみて草の ような形状をもつものを『草本』に, 木のような形状をもつものをこの『木本』に収 めたと理解されたい。

さて東京大学名誉教授原寛博士が編者の中心となって『木本』の企画が発足したの は,『草本』完結のほぼ3年後, 1985年晩秋であった。主編者を引き受けるにあたって 博士は, はじめ健康に多少の差し障りがあるとしてためらわれたが,のちに承諾され, 発足後はまことに精力的に仕事を進められた。ところがほぼ1年後の86年9月24日,
病の急変により突如として他界されてしまった。残された編者も不凡社も大いに困惑
したが、故博士の方針に沿って事を運び, 何とか続行が可能になった。

『草本』は企画から完結まで10年を要したが,本書は約4年で刊行にこぎつけた。こ れは草と比べて樹木の種類が少ないこと,『草本』の編集経験が基底にあったことも大 きい。ただし,開花期の写真1点で足りた草と異なり,多くの顔をもつ木を表現する には, 開花期や結実期はもちろん, 樹形 樹皮など1種について少なくとも2-3点の 写真を要するものが多く,全体として写真ページが多くなったのは必然の成りゆきで あった。また,『草本』と大きく異なっているのは,沖縄・小笠原地域の植物の扱いで ある。『草本』は沖縄復帰以前に企画が発足したこともあり,同地域については触れる に止めたというような種類もある。本書ではできるかぎり,屋久島・種子島以北と同 等に採りあげるよう努力した。

植物図鑑は国の植物学ひいては文化の水準を表わすものである。欧米の先進国は。 とより,日本にも立派な図鑑があるのはいうまでもない。
すぐれた図鑑の生命は,図の精確さと解説の適正さにあることは論を待たない。従 来の植物図鑑の関または画は,色彩を施したものもあるが,多くは単色で表現されて いた。近年カラーフィルムの進歩に伴い, 写真によるものが多くなってきた。しかし、 植物のなかにはまだカラーの生態写真の発表されていない種が多い。

植物を表わすのに,画によるか写真によるかは一長一短があって,簡単にどちらが よいとはきめかねる。国によれば, 種類の形態的特徴を正確に示しながら理想像を描 とことができる。写真によれば, 植物の生態と環境を如実に写すことはできるが,種 質の特徴を的確に表わすことは難しいのである。図鑑の目標が邪辺にあるかによって, 図の表現法がちがってくるが,理想的には, 写真によって生態を表わし,部分図によ って特徴を示すことであろう。しかし,これにはいろいろの支障があって,至難の仕 事といってよい。一般に植物を理解する手段としては,現在ではやはりカラー写真に よるのが最適と思われる。

植物の解説については,正しくかつ確かなことが基本であるが,あまり簡単でも, 詳しすぎてもいけない。的確であり,中庸を得たものでありたい。用いる植物用語も, 特味のものはなるべく避け,平易なものを選ぶようにする。また,図に対応する種類 の解説だけでなく,科のなかの属, 属のなかの種の類縁関係を解説するものがあった ほうがよい。

というようなことを思いながら,漠然と植物図鑑のあり方を頭に浮かべているとき。 アメリカ合衆国を6地域に分けたカラー図鑑 《Wild Flowers of the United States》 が刊行された。これに刺激されて日本のカラー図鑑を思いついたのが,そもそもの発 端である。

日本の種子植物は約3,700種ある(大井次三郎の《日本植物誌》による)。これを対 象とするにはあまりに多すぎるので,まず草本植物約2,800種をとりあげる。地域的に 分冊とする仕様もあるが、かなり無理と思われるので, 分類別(単子葉植物, 離弁花 植物, 合弁花植物)の3分冊にするという基本線で有志数名が寄り合い, 骨子をまとめ, 企画立案書を作ったのが1971年式, 幸い平凡社が引き受けてくれたのであった。

本書は『日本の野生植物』シリーズの1冊で,種子植物を扱った5冊に続いて,日 木に自生するシダ植物のすべてをまとめたものである。 日本のシダ植物については,これまでにも良い本が何冊も出版されている。それらを参考にして,日本にあるシダ植物の調査研究は世界に類をみないほど進んでいる。
しかし、日本にあるすべての種を扱い,これまでシダの勉強などしたこともない人にもあ参考になる本といえば,注文が難し過ぎて,なかなかつくれるものではない。

本書では、シダ植物の種数が多い琉球,小笠原を含め、日本に自生するシダ植物のすべてを取り上げた。科,属,種を検索するために,それぞれの階級に応じた検索表 をつけたが、検索表だけで植物名を調べるのは専門家でも容易なことではない。写真 対応させて理解してもらえるように、すべての科,属,種について記載をつけた。
記載は、形態学的形質にとどまらず,染色体や生殖型についての情報や,二次代謝産物などについてもわかっていることをできるだけ含めることにした。種を理解するうえで、できるだけ多くの性質を取り上げた方がよいと考えたからである。いっぽう,国内の分布については,逆に詳細な地名を意識的に挙げなかった場合がある。これは、残念ながら,このような情報が悪用され,種の生存が脅かされることを危惧したからで、こういう配慮をしなければならないのはたいへん残念なことである。そのほか,和名の起源などを記録した場合もあるが,きっちり考証したものばかりではない。

名前については、学名は正名のほかに、現在流布しているシダの本に使われている 異名もできるだけ拾い上げるようにした。和名の異名は最小限にとどめた。英名と漢 名を挙げたものもあるが,これも完全に拾ったものではない。英名などでは属名の英 名に種小名を冠して使うことがあるが,そのようなものは挙げなかった。

本書の圧巻はいうまでもなく196図版に収められた原色図である。これだけ優れたカ ラー写真が地域に自生するほとんどすべての種について,しかも胞子嚢群や鱗片など の拡大図まで収められているシダ植物の本は、世界でも例をみないものである。しか もこの写真の大部分は、プロの写真家の方々が本書のために取材して下さったもの である。植物の愛好家で写真を撮る人も少なくないが,やはり技柄はプロの写真家に はかなわない。

お探しの方、お好きな 方いかがでしょうか。

品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。外箱傷、小汚れ、カバー破れ、外箱テープ補修。ページ小黄ばみ。2-3冊ぱらぱらとめくった感じでは、書込み・線引き等見当たりませんが、見落としあればご容赦ください。ご理解の上、ご入札ください。 もちろん読む分には問題ありません。178482注意事項

できる限りスムーズな取引を心がけておりますので、落札後2日以内にご連絡頂きますようお願い致します。

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